Turnitin、執筆プロセスに透明性と責任あるAIを導入し、教育におけるアカデミック・インテグリティ（学問における誠実性・公平性・一貫性）を支援するTurnitin Clarityを発表

カリフォルニア州オークランド – 2025年7月15日 – アカデミック・インテグリティにおけるテクノロジーソリューションの大手プロバイダーである Turnitin は、 Turnitin Clarity の一般提供開始を発表しました。これは、アカデミック・インテグリティの促進と、授業での責任あるAIの使用を支援するために設計された、専用のライティングソリューションです。Turnitin Clarityは、教育者と学生の架け橋として機能し、特に今日のAIを活用した学習環境において、ライティング評価における透明性、効率性、有意義なフィードバックを提供します。

新たに再設計された Turnitin Feedback Studio （TFS）を基盤として、Turnitinは柔軟な課題ワークフロー、画期的な機能への迅速なアクセス、より直感的な成績評価とフィードバックツールを提供します。Turnitin Clarityとシームレスに統合されたこのソリューションは、学生が（組み込まれたAIアシスタントをオプションで使用して）執筆、修正、振り返りを行えるワンストップ環境を実現します。執筆プロセスが完全に可視化されるため、教育者は学生への関与、評価、インテグリティの維持が可能になります。

「Turnitin Clarityは、アカデミック・インテグリティをいかに維持しながらAIの責任ある使用を受け入れるかという、教育における明確な課題に対する当社の回答です」と、Turnitinの最高製品責任者であるアニー・チェチテッリ（Annie Chechitelli）は述べています。「AIを活用した世界では、検知機能以上のものが必要です。学習を促進し、対話を促し、教育者と学生が倫理的かつ自信を持ってAIを活用できるようにするソリューションが必要です。だからこそ、当社はTurnitin Clarityを開発したのです。」

Turnitin Clarityの一般提供開始：執筆プロセスにおける透明性とAIリテラシー

Turnitin Clarityは、教育者がAIの支援を受けて学生の執筆プロセスをサポートできる、透明性の高いライティングソリューションです。課題の下書き作成のための文章作成スペースと、執筆プロセス中に学生にフィードバックを提供するAIライティングアシスタント*が含まれています。教育者は、学生が文章作成から最終提出まで、論文をどのように構成したかについて、必要なデータと洞察を得ることができます。これは、学生がインテグリティを遵守して執筆できるよう指導し、教育者と学生の間でより有意義な関係を築くのに役立ちます。

Turnitin Clarityの主な機能は以下のとおりです。

• ガイド付きAIライティングアシスタント：学生はあらゆる段階でライティング支援を受け、構成、独創性、および生成AIの責任ある使用を強化します。
• 執筆プロセスの透明性と洞察：教育者は、修正タイムライン、貼り付けテキストと入力テキストの比較、AIチャット履歴の概要といった指標を通じて、課題の作成過程を把握できます。
• 統合されたアカデミック・インテグリティソリューション：教育者によるレビューを効率化するために、類似性チェック、AIライティング検知**、提出物に関する指標を1つの画面に表示します。
• 迅速かつパーソナライズされたフィードバック：このソリューションは、迅速かつパーソナライズされたフィードバックを提供し、学生と教育者の架け橋として機能します。フィードバックをプロセスに組み込むことで、学生の成長と信頼を促進します。

次世代のTurnitin Feedback Studio：洞察とフィードバックを1か所で提供するシームレスなソリューション

Turnitin Feedback Studioは、アカデミック・インテグリティに関する議論を、学術不正ではなくスキル開発を重視したものへと再構築します。つまり、Turnitin Clarityと組み合わせることで、教育者は盗用・剽窃やAIの誤用を貴重な学習体験に変えることができ、学生はアカデミック・インテグリティを維持しながら、ライティングやリサーチ、批判的思考のスキルを伸ばすことができます。

Turnitin Feedback Studioの新しい機能強化は以下のとおりです。

• 最新の使いやすいデザイン：教育者、学生、アクセシビリティを考慮して設計された最新のインターフェイスは、直感的なナビゲーションとより効率的なユーザーエクスペリエンスを実現します。
• AIライティング指標**を含む強化された類似性レポート：更新された一致カテゴリと統合されたAIの洞察により、類似性レポートがより明確で解釈しやすくなり、教育者はインテグリティに関する懸念事項を迅速かつ正確に特定して、対処できるようになります。
• 柔軟なフィードバックと成績評価ワークフロー：学生へのフィードバックをより迅速に、より効果的に、よりインパクトのある形で提供できる機能により、管理作業にかかる時間を節約します。
• 教育者の多様な評価ニーズに対応：手書きの課題***やAIアシストライティングなど、より幅広い課題タイプに対応する柔軟なソリューションにより、教育者は急速な変化の時代において、実践を進化させることができます。

教育におけるAIに対する認識は、楽観と懸念に二分されています。 TurnitinとVanson Bourneによる新たなグローバル調査 によると、調査対象となった学生、教育者、管理者の78%が、AIが教育に与えている影響について肯定的な見方を示しています。それにもかかわらず、95%の回答者がAIが何らかの形で誤用されていると考えています。教育におけるAIの最大の課題について尋ねたところ、調査回答者全員が教育のインテグリティを確保し、不確実性を克服することが課題であると回答しました。アカデミック・インテグリティを損なうことなく、教育におけるAIのメリットを広く活用するには、学生と教育者の間のワークフローの透明性が不可欠です。****

Turnitin Clarityは、Turnitin Feedback Studioのすべてのお客様に有料アドオンとしてご利用いただけます。詳細については、 https://www.turnitin.com/campaigns/clarity/ をご覧ください。次世代のTurnitin Feedback Studioは現在、一般提供中です。

* Turnitin ClarityのAIアシスタントは、英語でのやり取りのみをサポートするようにトレーニングおよびテストされています。

** AIライティング検知は、Turnitin Originalityのライセンスをお持ちであればご利用いただけます。

*** TurnitinのPaper to Digitalは、Turnitin Feedback Studioにライセンスされたアドオンであり、教員はスキャンした手書きの課題をデジタルで評価できます。

*** Turnitinは、Vanson Bourneが調査を実施する際に協賛したパートナーでした。